箱型の重ねの器は、正月などの年中行事や儀礼の際に使われた、日本の伝統的な器の形態のひとつです。本来は漆塗りの格調高いものが主流ですが、磁器で作られたこの重箱は、食器としても保存容器としても使える、日常使いの品になりました。