鮮明な輪郭、繊細な肌合い、寸分の歪みもないシャープなラインはその存在感を静かに放ちます。 一般的なφ22mmのテーブルキャンドルの径にあわせて製作しました。一見シンプルですが、釉薬の流れ具合なども細やかに調整して、デリケートに作られた製品です。
長崎県の波佐見焼の職人たちの繊細なディテールの再現力を用い、西洋の伝統的な意匠で白磁のキャンドルスタンドを製作しました。精緻な作には緊張感が漂い、中世の時代を蜂起させるような佇まいの製品が出来あがりました。キャンドルを入れる頭の部分とベースの部分を異なる鋳込方法で製作した後に接合するという、複雑なプロセスを踏んで製作しています。
西洋の伝統的なキャンドルスタンドは、それぞれの時代背景によって様々な素材で作られ、意匠も多様です。このキャンドルスタンドは、長崎という土地が持つ不思議な西洋の匂いを纏っています。
Designed by 猿山 修.
TAMAKI COLLECTION