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Tsuyu同様、あらゆる料理やシーンで使い分けられる5サイズを用意しました。 ゆるやかな曲面が優しく手に馴染みます。薄吹きグラスの軽やかで繊細な口当たりは 飲み物の味わいを美味しく引き出します。
東京の下町には、かつてたくさんのガラス工場が立ち並んでいました。しかし、マシンメイドのグラスが世を席巻すると、ハンドメイドの型吹きガラスの工場は次々に姿を消してゆきました。都内で型吹きガラスの製品を作り続けているのは、今やわずか2社だけとなっています。
RippleとTsuyuを製作している工場は繁華街のある駅のほど近くにあります。まさかこのような場所にガラス工場が存在しているとは驚きでした。工場の中に足を踏み入れると、中央に据えられたガラスの窯が発する強い熱気があたりを包み込んでいます。ガラスの窯は24時間365日、火が落とされることはありません。その窯の周りを20人ほどの職人が取り囲み、言葉を発することなく黙々と、しかし阿吽の呼吸のチームワークで、次々とガラスに息を吹き込み製品を作りあげていきます。
生産する品物は時代と共に変わってきました。かつて創業時のこの工場では電球のバルブを吹いていました。その当時に培われた薄いガラスを等圧に吹く技術が今日まで脈々と継承され、現在は薄吹きのグラスが作られているのです。ガラス職人の仕事というのは、ものをひとつだけ作ることができれば良いというものではありません。同じものを一定の品質の元で、たくさんの数を作らなくてはいけません。今日作ったものと、半年後に作るものが同じでなければなりません。経験豊かな職人の技を見て盗み、日々の鍛錬を重ねて感覚を身に染み込ませ、勘を研ぎ澄まし、いかに精度の高い品物が作れるかの限界に挑んでいます。